~イグサに「泥染め」の工程があります。その理由は?~
毎年6月下旬~7月中旬にかけて、生産農家では、い草の泥染めが行われます。泥染めの作業は江戸時代中期頃から行われている伝統的なイグサの加工方法です。イグサを乾燥させて弾力性を保たせ、さらに葉緑素を保護し分解を抑え、白銀色を保たせるために行います。

意外と重労働な乾拭き作業を省くために。
新しい畳表は、日焼け防止や色を整えるため泥染めが施されています。畳表を新しくされると、この染土を乾拭きでふき取ることが必要です。しかしこの作業、以外と重労働なのです。そこで当社では、極東産機の「畳美人」を使用し、染土を掃除してからお客様の元に製品をお届けしています。
この機械で染土をすべて落とせる訳ではありませんが、一番大変な最初の一拭きを機械がしてくれるためかなりの労力が省けます。
シミ・汚れ・カビ・ダ二対策Q&A
家具の跡がついてしまったら…
凹んだところを適度に霧吹きをして、濡れタオルをあてアイロンをかけます。
醤油をこぼしてしまったら…
こぼした上に小麦粉、ベビーパウダー等をふりかけ、粉に液体を吸収させ、その後掃除機で吸い取ります。
灯油、おしっこをこぼしてしまったら…
粉末の洗剤、クレンザー、塩、小麦粉等をすぐにふりかけ、十分に液体を吸収させて掃除機で吸い取り、その後硬くしぼった布で何度も拭く。
カビの発生を防ぐには…
お部屋の充分な通風、換気を行い、湿気がこもらないようにします。エアコン、除湿機等の除湿機能も効果的です。その他、水気の多い雑巾で畳を拭かない。室内に洗濯物を干さないようにする。雨の日は、湿気が入るのを防ぐために、窓などは閉めておきましょう。
カビが発生してしまったら…
掃除機を使う場合は、戸を空けて掃除機を使いましょう。カビの胞子を外に出すために掃除機の排出口を外に向けて下さい。表面に傷がつかない程度に何度も掃除機をかけて下さい。拭き掃除の場合は、市販のカビとり材や、エタノール(消毒液:家庭用 *薄めなくても良いです。)を使って、拭き取ります。アルコールは殺菌力があるので、カビの発生を抑える効果があります。拭いた後は、必ず乾かして下さい。また、ぬれ雑巾では絶対に拭かないでください。
ダニを予防するには…
畳の上にジュー夕ンや力ーぺツト等の重ね敷きをしない。ダニのエサとなるお菓子等の食べこぼし、フケや髪の毛などに気を付け、こまめに掃除することです。
ダニの存在に気づいたら…
畳の表面にいるダ二には、掃除機をかける方法が一番有効です。また防虫シ-トあるいは除湿機を使用するとダニの発生を抑えることもできます。ダニは、畳だけでなく、ホコリ・じゅうたん・布団・換気口等にでやすいです。お部屋はまめに掃除をし、空気を入れ換えたりして清潔にしましょう。わら床を使っているのであれば、思い切って化学床に替えてみるのもいいでしょう。化学畳床を使用すれば発生率はかなり減少します。